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元来、美術品というものは一部の特権階級のもの

もともと美術品というものは、一部の特権階級のものであり、近世までは一般の人間がそれらを眼にすることすら稀であり、まして喰うや喰わずの戦後を乗り越えてきた多くの日本人にとっては、美術品などは無用の長物であり、私自身も美術商を生業としていなければ日本美術に関する知識などなかったと思っています。
しかし日本人は悲しい先の大戦の後、自国の歴史や文化までをも戦争の原因と誤解し、自国の歴史や文化、またこの国の良さや美しさを子供達に教えることを怠ってきことは事実でしょう。また美術や芸能を保護、奨励すべき立場の人々達も、いつしかその役目を忘れて刺激の強い欧米的な価値観に眼を奪われて、この日本というこの美しい国の在り方さえも忘れつつあります。
確かに、戦後のアメリカ型の消費経済の発展によって日本人の生活は豊かになりましたが、しかしそれは物質的な豊かさでしかなく、ただ闇雲に物欲的な価値観を追求したにすぎません。多くの日本人が海外旅行をし、ブランド品を身にまとっても、自国の歴史や文化や、さらに美術品に対する知識や造詣ということになると、90%の日本人が持ち合わせていないのが実情でしょう。

日本が真の国際化を果たすためには、まず日本人自身が自国のことを知ることが大切

私は、私をも含めた多くの日本人の、自分が産まれた国に対する知識の欠如と意識の低さが、現在多くの歪を生じていると感じています。
先にお話した、日本美術に対する誤解を招いたような日本人の外国人に対する不誠実な対応は、もちろん美術品ばかりに止まりません。諸外国に対する日本の曖昧かつ不誠実な対応は、日本という国自体への多くの誤解に繋がっているのです。
私は常々「日本が真の国際化を果たすためには、まず日本人自身が自国のことを知り、海外に向けて正しい情報を発信し、媚びることも驕ることもなく、自信を持って日本の在り方を発言すべきである。」と考えています。すでに戦後 60年、弊店には多くの外国人のお客様もお越しになりますが、たとえお客様が外国人用に誇張された「ゲイシャガール」や「ニンジャ」のデザインを欲しがったとしても、たとえそれが万金を生もうとも、日本人が影で眉をひそめるような商品を販売することはありません。
世界に向けて発信するからこそ、このウェブサイトには真面目な日本製の美術品だけを掲載し、私はこのコラムにおいて真実のみを語り、日本美術の確かな情報と共に、日本人と日本というこの美しい国の実像と、その在り方を発信してゆきたいと考えているのです。